ニキビ
大人のニキビも、保険診療の塗り薬・飲み薬で治療できます。
診療科:皮膚科
ニキビは皮膚の慢性的な病気で、炎症が強いと跡が残ることがあるため、市販薬で良くならない場合は早めに受診して、保険診療の塗り薬・飲み薬で治療を始めることをおすすめします。良くなったあとも再発を防ぐ塗り薬を続けるのが標準的な治療です。顔が赤く腫れて強く痛む、熱が出たという場合や、月経不順・体毛が濃くなるなどの変化をともなう場合は、対面での受診をおすすめします。
こんな症状のとき
ニキビは、皮脂の分泌が多いことと毛穴の先が詰まることで、毛穴に皮脂がたまって始まります(白ニキビ・黒ニキビ)。そこで、毛穴にいる常在菌(アクネ菌)が増えると炎症が起こり、赤いぶつぶつや膿をもったぶつぶつになります。
大人になってもニキビが続く、または大人になって初めてできる「大人のニキビ」は女性に多く、ストレス、睡眠不足、不規則な生活、合わないスキンケアが悪化のきっかけになります。月経の前に悪化することもよくあります。
炎症が強いニキビは、へこんだ跡や盛り上がった跡を残すことがあります。跡を防ぐには早めに治療を始め、良くなった状態を保つ治療を続けることが大切です。当院は保険診療のみを行っており、ここでは保険が使える治療についてご説明します。
考えられる原因
皮脂の分泌が多い
ホルモンの影響で皮脂が増えると、毛穴に皮脂がたまりやすくなります。
毛穴の詰まり
毛穴の出口の角質が厚くなって詰まり、皮脂が外に出られなくなります。これがニキビの始まりです。
アクネ菌による炎症
詰まった毛穴の中でアクネ菌が増えると、赤いぶつぶつや膿をもったニキビになります。
生活やスキンケアの影響
ストレス、睡眠不足、ニキビを触る・潰す癖、髪やマスクがいつも当たっていることなどが悪化の原因になります。
受診の目安
- 市販薬やスキンケアを続けても良くならない
- 赤いニキビや膿をもったニキビが増えている
- ニキビの跡(へこみ・赤み・盛り上がり)が気になり始めた
- 大人になってからくり返しできる
- 治療中の塗り薬で、赤み・乾燥・ヒリヒリ感が強く続けにくい
対面の受診・救急が必要なサイン
- 顔が赤く大きく腫れて、強く痛む、熱が出た(皮膚の深い部分に細菌の感染が及んでいることがあります。その日のうちに受診)
- しこりのように硬く大きなニキビが次々にできる(早めに皮膚科を受診)
- 月経が3か月以上ない、体毛が濃くなってきたなどの変化をともなう(婦人科などで対面の受診を)
迷うときは、ためらわずに119番へ通報してください。
オンライン診療でできること
- ニキビの状態と経過、これまでの治療をうかがうこと。患部の写真と、お薬手帳の写真は問診票からアップロードできます
- 医師が診察して、必要な場合に保険診療の塗り薬(毛穴の詰まりを改善する塗り薬、抗菌作用のある塗り薬、それらの配合薬)を処方します
- 炎症の強いニキビが多い場合に、医師が判断して抗菌薬の飲み薬を処方します
- 塗り薬の副作用(乾燥・赤み・ヒリヒリ感)への対処と、保湿のしかたをご説明します
- 再発を防ぐための、良い状態を保つ治療を続けて相談できます
オンライン診療ではできないこと
- 自費の治療(ケミカルピーリング、レーザー治療、美容目的の治療など)。当院は保険診療のみです
- 毛穴にたまった皮脂を器具で押し出す処置(面皰圧出)
- 皮膚を直接見て触れて、しこりの深さなどを確かめること。写真だけでは判断が難しい場合は、対面の受診をおすすめします
- ホルモンの病気が疑われる場合の検査。婦人科や内分泌内科での対面の受診をご案内します
受診の流れ
- 1
日時を選ぶ
空いている診察の日時から選びます。
- 2
症状を書く
症状を書き(選ぶこともできます)、お薬の受け取り方を選びます。
- 3
ビデオで診察
予約した時間に、5〜10分が目安です。
- 4
お薬を受け取る
処方せんは診察後すぐに電子で発行されます。お近くの薬局か、自宅・ローソンで受け取れます。
よくある質問
- 市販のニキビ用化粧品と、処方される薬は何が違いますか?
- 化粧品や医薬部外品には、ニキビをできにくくする働きをもつものもありますが、治療薬ではありません。処方される薬は、効果と安全性が確かめられて国の承認を受けたものです。市販品で良くならない場合は、受診して治療を始めることをおすすめします。
- 塗り薬を始めたら、赤みや乾燥が出てきました。やめたほうがよいですか?
- 毛穴の詰まりを改善する塗り薬では、使い始めの2週間ほどに乾燥・赤み・ヒリヒリ感が出ることがよくあり、多くはその後やわらいできます。保湿剤をあわせて使う、塗る量を調整するなどで軽くできることがあるため、自己判断でやめずに医師にご相談ください。
- 妊娠中でも治療できますか?
- ニキビの塗り薬には、妊娠中や妊娠を予定している方には使えないものがあります。妊娠中・授乳中の方は、対面での受診をおすすめします。
- どのくらいの期間、治療を続けるのですか?
- 赤いニキビが落ち着いたあとも、再発を防ぐために塗り薬を続けるのが標準的な治療です。抗菌薬の飲み薬は、効かない菌が増えるのを防ぐため、良くなったら中止して塗り薬に切り替えます。期間は症状によって異なるため、医師と相談しながら決めます。なお、オンライン診療の指針により、お薬手帳やマイナ保険証の薬剤情報などで持病や飲んでいる薬を確認できない場合は、処方は7日分までとなります。初診も再診もオンラインだけで受診している場合は、再診でも同じ扱いです。確認できる場合の日数は、指針の範囲で医師が判断します。
- ニキビは潰してもよいですか?
- 潰したり触ったりすると、炎症が悪化したり跡が残りやすくなったりします。自分で押し出しても中の皮脂はうまく出せないため、触らないようにしてください。
このページの根拠
- 皮膚科Q&A「にきび」(公益社団法人日本皮膚科学会)
- オンライン診療の適切な実施に関する指針(厚生労働省・平成30年3月(令和8年4月改訂))
- 「オンライン診療の適切な実施に関する指針」に関するQ&A(厚生労働省・令和8年4月改訂)
各領域の医学会公式ガイドライン、および消防庁の救急相談プロトコルをもとに、当院医師が監修しています。
最終更新日: 2026-09-28