水虫(以前に診断を受けたことがある方)
オンラインでの相談は、以前に水虫と診断を受けたことがある方が対象です。
診療科:皮膚科
水虫(足白癬)の診断には、皮膚を少し取って顕微鏡でカビ(白癬菌)を確かめる検査が必要なため、初めての方は皮膚科での対面の受診をおすすめします。当院のオンライン診療は、以前に医療機関で水虫と診断を受けたことがある方が対象で、以前の診断はご本人からのお申し出と患部の写真で確認します。足が赤く腫れて熱をもち痛む、発熱をともなうという場合は、細菌の感染が広がっている可能性があるため、その日のうちに対面で受診してください。
こんな症状のとき
水虫は、白癬菌というカビの一種が皮膚の表面に感染して起こる病気です。足の指の間が白くふやけてむける、足の裏に小さな水ぶくれができる、かかとが硬くひび割れるなど、症状の出方はさまざまで、かゆみがまったくない方も多くいます。
見た目がよく似た皮膚の病気はいくつもあり、専門医でも見ただけでは診断がつかないことが多いとされています。「水虫だと思って受診した方の約3割は白癬菌が見つからなかった」という研究もあります。水虫でないのに水虫の薬を使っても良くならないため、初めての方には顕微鏡の検査で確かめることが大切です。当院のオンライン診療では、この検査ができません。
水虫の塗り薬は、1〜2週間で症状が軽くなりますが、皮膚の中には菌が残っています。症状のない部分も含めて、両足の指の間から足の裏全体に、最低でも1か月は毎日塗り続けることが、再発を防ぐポイントです。
考えられる原因
家族からの感染
水虫の方と同居していると、足ふきマット・床・スリッパなどを通して菌が足につきます。
公共の浴場・更衣室
銭湯やジムのシャワールームなど、大勢が裸足で使う場所では、足に菌がつくことがあります。
靴を長時間履く生活
菌がついたまま靴下や靴で長時間蒸れた状態が続くと、感染しやすくなります。
治療の途中でやめてしまうこと
症状が消えた時点で塗るのをやめると、残った菌が翌年の夏にまた増えて再発します。
受診の目安
- 以前に水虫と診断されたことがあり、同じような症状がまた出てきた
- 市販の水虫薬を使っているのに良くならない、かえって悪化した
- 足の指の間がジクジクして痛む
- 家族に水虫の人がいて、一緒に治療したい
- 爪が白や黄色に濁って厚くなってきた(爪の水虫の可能性。対面の受診をおすすめします)
対面の受診・救急が必要なサイン
- 足の甲やすねが赤く腫れて熱をもち、痛む(足の傷から細菌の感染が広がることがあるとされています。その日のうちに受診)
- 発熱や寒気をともなう(その日のうちに受診)
- 糖尿病があり、足に傷・ただれ・色の変化がある(早めに受診)
- 赤みや腫れが急に広がっている(その日のうちに受診)
迷うときは、ためらわずに119番へ通報してください。
オンライン診療でできること
- 以前に水虫と診断を受けたことがある方について、いつ・どこで診断されたか、症状の経過をうかがうこと。以前の診断は、ご本人からのお申し出と、問診票からアップロードしていただく患部の写真で確認します
- 医師が診察して、以前と同じ水虫の再発と判断できる場合に、抗真菌薬の塗り薬を処方します
- 塗る範囲・量・期間など、再発を防ぐための塗り方をご説明します
- 靴や家庭での菌の対策をご説明します
オンライン診療ではできないこと
- 初めての方の診断。皮膚を少し取って顕微鏡で白癬菌を確かめる検査が必要なため、皮膚科での対面の受診をおすすめします
- 以前の診断と症状の様子が違う場合や、写真だけでは判断が難しい場合の診療。対面の受診をおすすめします
- 爪の水虫の治療。飲み薬の治療では定期的な血液検査が必要なため、対面の受診をおすすめします
- かかとが厚く硬くなるタイプなど、飲み薬での治療が必要な場合
受診の流れ
- 1
日時を選ぶ
空いている診察の日時から選びます。
- 2
症状を書く
症状を書き(選ぶこともできます)、お薬の受け取り方を選びます。
- 3
ビデオで診察
予約した時間に、5〜10分が目安です。
- 4
お薬を受け取る
処方せんは診察後すぐに電子で発行されます。お近くの薬局か、自宅・ローソンで受け取れます。
よくある質問
- 初めてですが、オンラインで水虫の薬をもらえますか?
- 水虫に似た皮膚の病気は多く、診断には顕微鏡の検査が必要です。当院のオンライン診療は、以前に水虫と診断を受けたことがある方が対象のため、初めての方は皮膚科での対面の受診をおすすめします。以前に診断を受けたことがある方は、いつ・どこで診断されたかをお知らせいただき、患部の写真を問診票から送ってください。
- かゆくないのですが、水虫ですか?
- 水虫でかゆみが出る方は一部で、かゆみのない方も多くいます。逆に、かゆいから水虫とも限りません。自覚症状だけでは判断できないため、以前の診断と様子が違う場合は、対面での検査をおすすめします。
- どのくらいの期間、塗ればよいですか?
- 症状が消えても菌は残っているため、両足の指の間から足の裏全体に、最低でも1か月は毎日塗り続けてください。症状のある場所だけに塗ると、再発しやすくなります。
- 市販の水虫薬と、処方される薬は違いますか?
- 同じ主成分の市販薬も多くあります。ただし、市販薬にはかゆみ止めなどの成分が加えられていて、かぶれることがあります。水虫の薬を塗っていて悪化した場合は、薬によるかぶれの可能性もあるため、使うのをやめて受診してください。
このページの根拠
- 皮膚科Q&A「白癬(水虫・たむしなど)」(公益社団法人日本皮膚科学会)
- 皮膚科Q&A「皮膚科領域の薬の使い方」(公益社団法人日本皮膚科学会)
各領域の医学会公式ガイドライン、および消防庁の救急相談プロトコルをもとに、当院医師が監修しています。
最終更新日: 2026-09-28