キウイクリニック

あせも・多汗症

汗のあとの細かいぶつぶつと、汗が多くて困るときの相談先です。

診療科:皮膚科

汗をたくさんかいたあとに、首・わきの下・胸・背中・ひじの内側などに細かいぶつぶつが出た場合は、あせもの可能性があります。涼しい環境で汗をこまめにふき、通気のよい服にすることが基本と考えられており、赤くかゆいぶつぶつが続く、かき壊してジクジクしてきたという場合は受診してください。手のひら、足の裏、わきの下、顔などに、日常生活に差し支えるほど汗が出る場合は多汗症として治療の対象になり、体の一部に多いタイプでは、汗を抑える塗り薬などを医師が検討します。かき壊したところに膿やかさぶたが広がる、発熱をともなう、急に全身の汗が増えて体重が減る・動悸が続く・寝ている間にも大量に汗をかくという場合は、別の原因が隠れていることがあるため、早めに受診してください。

こんな症状のとき

あせも(汗疹)は、たくさん汗をかいたときに汗の出口が詰まり、汗が皮膚の中にたまって起こると考えられている状態です。汗をかきやすく蒸れやすい場所に、細かいぶつぶつがたくさん出ることがあります。詰まる場所の深さによって見え方が違うといわれ、浅いところで詰まった場合は透明で小さな水ぶくれのように見えてかゆみは目立たず、もう少し深いところで詰まった場合は赤いぶつぶつになり、かゆみやチクチクする感じが出ることがあります。

かいて傷をつけると、そこから細菌が入って「とびひ(伝染性膿痂疹)」になることがあります。あせもだけであれば、涼しくして汗をためないようにすると数日ほどで落ち着いていくことが多いとされています。かゆみが強い場合や長引く場合には、炎症を抑える塗り薬(ステロイド外用薬)を使うことがあります。湿疹やカビの感染など見た目の似た病気もあるため、はっきりしないときは受診して確かめてください。

汗は体温を調節するために欠かせないものですが、その必要を超えて出るために日常生活に差し支える状態を多汗症といいます。手のひら、足の裏、わきの下、顔・頭に多くみられ、紙が濡れる、機器が使いにくいといった困りごとにつながります。多くは、ほかに原因となる病気がなく、若いころから体の一部に汗が多く出るタイプです。一方、全身の汗が急に増えた、寝ている間にも大量に出る、体重が減る・動悸がするという場合は、甲状腺の病気をはじめ、体の病気や薬の影響が考えられ、もとの原因を調べることが優先されます。

考えられる原因

  • 暑い環境・大量の汗

    夏場、暑い職場での作業、運動などで汗をたくさんかいたときに、あせもが出やすくなります。

  • 蒸れやすい服装・発熱時の寝汗

    通気の悪い服、作業着、ベルトや下着の締めつけで汗がこもる場所に出やすくなります。熱が出て汗をかいたあと、厚い布団などで蒸れると背中などに出ることがあります。

  • 原因となる病気がない多汗症

    手のひら、足の裏、わきの下など体の一部に、若いころから続けて汗が多く出るタイプです。もっとも多くみられ、左右の同じ場所に出ること、寝ている間には止まることが特徴とされています。汗の多い方は、あせもや、皮膚のめくれ、カビや細菌の感染を起こしやすくなることがあるといわれています。

  • 緊張・ストレス

    人前に出るときなどに強くなります。汗を気にすることで、さらに汗が出るという悪循環も起こります。

  • 甲状腺などホルモンの病気、薬の影響、更年期

    全身の汗が増え、動悸、体重の減少、手のふるえをともなうことがあります。一部の飲み薬で汗が増えることもあります。急に汗が増えた、寝ている間の汗が多い、発熱や体重減少をともなうという場合は、原因を調べる必要があります。

受診の目安

  • 涼しくしても、赤いぶつぶつとかゆみが数日以上続いている、範囲が広がっている
  • かゆみが強く、かき壊してしまう
  • あせもか、湿疹やカビの感染など別の病気か分からない
  • 汗で紙や機器が濡れて、仕事や勉強に差し支える。市販の制汗剤では足りない
  • 汗のにおいや、服のしみが気になって外出しにくい
  • 汗をかく場所の皮膚がふやける、かぶれる
  • 急に汗が増えた、寝ている間にも大量の汗をかく、動悸・体重の減少・手のふるえ・強いだるさをともなう

対面の受診・救急が必要なサイン

  • 冷や汗とともに胸の痛みや圧迫感がある(ためらわず119番)
  • 暑い環境で、意識がおかしい、呼びかけへの反応が鈍い、けいれんがある(ためらわず119番)
  • 暑い環境で、めまい・吐き気・頭痛があり、汗が止まらない、または汗が出なくなった(熱中症のことがあります。涼しい場所で休んで水分と塩分をとり、良くならなければ受診)
  • 冷や汗に、意識がもうろうとする、ふるえ、強い空腹感をともなう(糖尿病の薬を使っている方は低血糖の可能性。糖分をとり、改善しなければ救急の対応を)
  • かき壊したところに膿やかさぶたができてまわりに広がる、発熱や、ぶつぶつのまわりの強い赤み・痛みをともなう(その日のうちに受診)
  • 寝ている間の大量の汗に発熱と体重の減少が続く、または体の片側・顔の片側だけ汗のかき方が明らかに違う(早めに受診)

迷うときは、ためらわずに119番へ通報してください。

オンライン診療でできること

  • ぶつぶつの出方と汗をかく状況、汗の出る場所・始まった時期・左右差・寝ている間の様子をうかがい、体の病気が隠れていないかを一緒に確かめること。患部の写真は問診票からアップロードできます
  • 医師が診察して、必要な場合に塗り薬(ステロイド外用薬)やかゆみを抑える飲み薬を処方します
  • 体の一部に汗が多いタイプについて、医師が診察して、必要な場合に汗を抑える塗り薬などを処方します
  • かき壊したところに細菌が感染して、とびひ(伝染性膿痂疹)になっている場合は、医師の判断で抗菌薬の塗り薬・飲み薬を処方することがあります
  • 汗の対策や服装、スキンケアの工夫をご説明し、甲状腺の病気などが疑われる場合に血液検査ができる医療機関での対面の受診をご案内します

オンライン診療ではできないこと

  • 皮膚を直接見て触れること。細かいぶつぶつは写真では分かりにくいことがあり、判断が難しい場合は対面の受診をおすすめします
  • カビの感染かどうかを顕微鏡で調べる検査
  • 汗の量を実際に測る検査や、甲状腺の病気などを調べる血液検査
  • わきの下への注射による治療や、手術による治療。対面での診察と処置が必要です
  • 熱中症への対応。意識がおかしい、けいれんがあるなどの場合は救急での治療が必要です。美容を目的とした治療も行っていません

受診の流れ

  1. 1

    日時を選ぶ

    空いている診察の日時から選びます。

  2. 2

    症状を書く

    症状を書き(選ぶこともできます)、お薬の受け取り方を選びます。

  3. 3

    ビデオで診察

    予約した時間に、5〜10分が目安です。

  4. 4

    お薬を受け取る

    処方せんは診察後すぐに電子で発行されます。お近くの薬局か、自宅・ローソンで受け取れます。

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よくある質問

大人でもあせもはできますか?
子どもに多いものですが、大人でもできます。暑い環境での作業や運動、発熱時の寝汗、蒸れやすい服装などで、首・わきの下・胸・背中・ベルトまわりなどに出ることがあります。
あせもを防ぐにはどうすればよいですか?
エアコンなどで涼しい環境を保ち、汗をかいたらこまめにふくか、シャワーで流してください。汗を吸いやすく通気のよい服を選び、締めつけの強い服は避けてください。軽いものであれば、涼しくするだけで落ち着くことも多く、数日たっても良くならない、かゆみが強い、ジクジクしてきたという場合は受診してください。
汗が多いだけで受診してよいですか?
日常生活に差し支えていれば、受診していただいて構いません。多汗症は治療の対象になる状態で、汗の出る場所や経過によって対処が変わります。市販の制汗剤も助けになりますが、それで足りない場合に、医師が診察して汗を抑える塗り薬などを検討します。困っていることを具体的にお伝えください。
汗が多いのは、体の病気のせいですか?
多くは、ほかの病気がないタイプです。ただし、全身の汗が急に増えた、寝ている間にも大量に出る、体重が減る、動悸がするという場合は、甲状腺の病気などが関係していることがあります。飲んでいる薬の影響が考えられる場合は、お薬手帳の写真を送っていただくと確認がしやすくなります。血液検査が必要な場合は、検査ができる医療機関をご案内します。
あせもと湿疹は、どう違いますか?
あせもは汗をかきやすい場所に細かいぶつぶつがそろって出るのが特徴ですが、湿疹やカビの感染と見分けにくいこともあります。汗の多い手足やわきの下では、かぶれやカビ・細菌の感染も起こりやすくなります。涼しくしても良くならない場合は、患部の写真を問診票から送っていただき、受診して確かめてください。

このページの根拠

各領域の医学会公式ガイドライン、および消防庁の救急相談プロトコルをもとに、当院医師が監修しています。

最終更新日: 2026-09-28

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