キウイクリニック

排尿時の痛み・膀胱炎の症状

背中や腰の痛みと発熱が加わったら、急いで受診してください。

診療科:泌尿器科

排尿の終わりごろの痛み、何度もトイレに行きたくなる、出し切った感じがしない、の3つがそろっていて熱がない場合は、膀胱炎の可能性が高いため、水分を多めにとり、早めに受診してください。38度以上の発熱、背中や腰の痛み、吐き気をともなう場合は、腎臓まで炎症が及んだ腎盂腎炎の可能性があるため、その日のうちに受診してください。血尿が出た場合や、男性で同じ症状が出た場合も、原因が異なることがあるため受診が必要です。

こんな症状のとき

膀胱炎は、尿の出口から入った細菌が膀胱で増えることで起こります。女性に多いのは、尿道が短く、細菌が膀胱に届きやすいためです。

典型的な症状は3つ。排尿の終わりごろに痛む、トイレが近くなる、出し切った感じがしない。熱が出ないのが膀胱炎の特徴で、逆に38度以上の熱が出たときは、炎症が腎臓まで上がっている可能性を考えます。

男性の膀胱炎は多くありません。男性で同じ症状が出た場合は、前立腺の炎症など別の原因が隠れていることがあるため、自己判断せず受診してください。

膀胱炎をくり返すときは、別の原因が隠れていないかを確かめることが大切です。尿路結石、性感染症、細菌がいないのに頻尿や痛みがくり返す状態などでは、抗菌薬を使っても症状は変わりません。どれにあたるかは、尿の中に細菌や血が混じっていないかを調べる尿検査と、菌の種類や効くお薬を調べる尿の培養検査で確かめます。どちらも尿を採る必要があるため、オンラインではできません。年に何度もくり返している方、抗菌薬を飲んでも2〜3日で良くならない方は、泌尿器科での対面の受診をおすすめします。

排尿時の痛みは、膀胱炎以外でも起こります。尿道からの分泌物やおりものの変化をともなう場合や、性感染症の検査を受けたい場合は、尿や分泌物を採って調べる検査が必要になるため、対面での受診が適しています。妊娠している、または妊娠の可能性がある方も、対面での受診をおすすめします。

考えられる原因

  • 細菌性膀胱炎

    大腸菌などが膀胱で増えることで起こります。もっとも多い原因です。

  • 腎盂腎炎

    膀胱の炎症が腎臓まで上がった状態。発熱、背中や腰の痛み、吐き気をともないます。入院が必要になることもあります。

  • 尿路結石

    背中から脇腹にかけての激しい痛みと血尿が特徴です。じっとしていられないほどの痛みが出ることがあります。

  • 性感染症

    排尿時の痛みや、尿道からの分泌物が出ることがあります。パートナーとあわせた検査と治療が必要です。

  • 過活動膀胱・間質性膀胱炎

    細菌がいないのに、頻尿や痛みがくり返す状態。抗菌薬では治りません。

受診の目安

  • 排尿時の痛み、頻尿、残尿感がある
  • 尿が濁っている、においが強い、尿道からの分泌物やおりものの変化がある
  • 血尿が出た
  • 抗菌薬を飲んでも2〜3日で症状が改善しない
  • 膀胱炎を年に何度もくり返している
  • 男性で、これらの症状が出ている
  • 妊娠している、または妊娠の可能性がある

対面の受診・救急が必要なサイン

  • 38度以上の発熱と、背中や腰の痛みをともなう
  • 吐き気や嘔吐で、水分がとれない
  • ぐったりして、立ち上がれない
  • 意識がもうろうとしている
  • 冷や汗が出て、震えが止まらない
  • 尿がまったく出ない

迷うときは、ためらわずに119番へ通報してください。

オンライン診療でできること

  • 膀胱炎などの尿路の感染症は、当院でご相談いただけます。症状の組み合わせをうかがい、膀胱炎らしいか、急ぐべき状態かを見極めること。排尿の終わりごろの痛み・頻尿・残尿感の3つがそろっていて熱がない場合は、オンラインでの相談に向いています
  • 水分のとり方など、家でできる対応をお伝えすること
  • 尿検査が必要かどうかを判断し、受診先の種類をご案内すること
  • くり返す膀胱炎について、生活面の工夫を一緒に考えること
  • 以前にも同じ症状で膀胱炎と診断されたことがある方から、そのときの経過とお薬をうかがい、参考にすること(お薬手帳の写真は、問診票から送れます)

オンライン診療ではできないこと

  • 尿検査。膀胱炎の診断と、原因菌の確認に必要な検査です。尿の中に細菌や血が混じっていないかを調べるもので、尿を採る必要があるためオンラインではできません
  • 尿の培養検査による、効く抗菌薬の確認
  • 腎臓のあたりを叩いて痛みを確かめる診察
  • 腎盂腎炎への対応。点滴や入院が必要になることがあります
  • エコーやCTによる、結石や腫れの確認

受診の流れ

  1. 1

    日時を選ぶ

    空いている診察の日時から選びます。

  2. 2

    症状を書く

    症状を書き(選ぶこともできます)、お薬の受け取り方を選びます。

  3. 3

    ビデオで診察

    予約した時間に、5〜10分が目安です。

  4. 4

    お薬を受け取る

    処方せんは診察後すぐに電子で発行されます。お近くの薬局か、自宅・ローソンで受け取れます。

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よくある質問

水をたくさん飲めば治りますか?
水分を多くとって尿の量を増やすことは、細菌を洗い流す助けになります。ごく軽い場合は自然に軽快することもあります。ただし、症状が2〜3日以上続く場合や、熱が出た場合は、水分だけでは対応できません。受診してください。
以前もらった抗菌薬が残っています。飲んでもよいですか?
おすすめできません。今回の原因菌に効くとは限らず、中途半端に飲むことで薬が効きにくい菌が増える原因にもなります。また、症状が隠れて診断が難しくなります。残っているお薬は自己判断で使わないでください。処方された抗菌薬は、指示された日数を飲み切ることが大切です。
膀胱炎をくり返します。何かできることはありますか?
水分をこまめにとる、尿を我慢しすぎない、排便後は前から後ろへ拭く、といった基本的なことが助けになります。年に何度もくり返す場合は、別の原因が隠れていないか調べる必要があるため、泌尿器科でのご相談をおすすめします。
何科を受診すればよいですか?
内科でも泌尿器科でも構いません。くり返している場合、血尿がある場合、男性の場合は泌尿器科が適しています。発熱と背中の痛みをともなう場合は、その日のうちに受診できる医療機関を選んでください。
前回と同じ抗菌薬を希望できますか?
ご希望はお伝えください。前回のお薬の名前と、そのときの効き方が分かると参考になります。お薬手帳やマイナ保険証の薬剤情報で確認できることもあります。ただし、どのお薬を使うか、そもそもお薬を使うかどうかは、今回の症状をうかがって医師が判断します。抗菌薬が効きにくい菌かどうかは尿の培養検査で確かめるため、はっきりさせるには対面での検査が必要です。

このページの根拠

各領域の医学会公式ガイドライン、および消防庁の救急相談プロトコルをもとに、当院医師が監修しています。

最終更新日: 2026-09-28

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