キウイクリニック

熱が下がらない・発熱

何日で受診すべきか、救急を呼ぶべきサインはどれか。

診療科:内科

大人の発熱では、38度以上が3日以上続く場合、または日ごとに具合が悪くなっていく場合に受診してください。熱の高さそのものより、水分がとれているか、ぐったりしていないかのほうが重要です。息が苦しい、意識がはっきりしない、けいれんがある、首が動かせないほど痛いといった症状があるときは、熱の高さにかかわらずすぐに救急要請をしてください。

こんな症状のとき

発熱は、体がウイルスや細菌と戦っているときに起こる反応です。熱そのものが体を壊しているわけではないため、38度台の熱が出たというだけで、あわてて受診する必要はありません。

受診の判断で見るのは、熱の数字ではなく「経過」と「全身の状態」です。かぜによる発熱は、多くの場合2〜3日で峠を越えます。4日目以降も下がらない、いったん下がった熱がまた上がる、日ごとに具合が悪くなる。この3つは、かぜ以外の原因を考えたほうがよいサインです。

高齢の方や、糖尿病・腎臓病などの持病がある方、免疫を抑える薬を飲んでいる方は、症状が軽く見えても重い状態が隠れていることがあります。この場合は、上の目安より早めに受診してください。

水分がとれて会話がいつもどおりできていれば、自宅で様子を見られることも多くあります。そのときは、こまめな水分補給と休養が基本です。一度にたくさん飲めないときは、少しずつ回数を分けてとってください。寒気がして震えているあいだは体を温め、熱が上がりきって暑く感じるようになったら、薄着にしたり部屋の温度を下げたりして、心地よいと感じる程度に涼しくすると楽になることがあります。汗をかいたら着替えてください。無理に食べる必要はありませんが、食べられそうなものがあれば少しずつとってください。体温と、飲んだお薬の時刻をメモしておくと、受診のときに役立ちます。ここに挙げた目安は判断の手がかりで、あてはまらないから受診してはいけないというものではありません。つらい、いつもと違う、判断に迷うといったときは、我慢せずに受診してください。

考えられる原因

  • ウイルス感染症

    かぜ、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症など。発熱に加えて、のどの痛み・鼻水・咳・体のだるさをともなうことが多くあります。

  • 細菌感染症

    肺炎、扁桃炎、腎盂腎炎、副鼻腔炎など。片側だけ痛む、痰の色が濃い、背中や腰が痛む、という形で場所がはっきりしていることがあります。

  • 尿路の感染

    排尿時の痛みや残尿感に加えて発熱がある場合。特に背中や腰の痛みをともなうときは、腎臓まで炎症が及んでいる可能性があります。

  • そのほかの原因

    薬の副作用、膠原病、悪性腫瘍などでも発熱は起こります。2週間以上続く発熱は、感染症以外の原因も考えて詳しく調べる必要があります。

受診の目安

  • 38度以上の熱が3日以上続いている、または2週間以上、熱が続いている
  • 日ごとに具合が悪くなっている
  • いったん下がった熱がまた上がってきた、解熱鎮痛薬を飲んでも熱がほとんど下がらない、下がってもすぐ上がる状態が続く
  • 水分がとれず、尿の量が明らかに減っている
  • 持病がある、免疫を抑える薬を飲んでいる、妊娠中である、高齢でいつもより元気がない
  • 排尿時の痛みや、背中・腰の痛みをともなう(膀胱の炎症が腎臓まで及んでいることがあります)
  • 海外から帰国して2週間以内である

対面の受診・救急が必要なサイン

  • 呼吸が苦しい、息が浅く速い、横になれない
  • 呼びかけへの反応が鈍い、意識がもうろうとしている
  • けいれんを起こした
  • 首を前に曲げられないほど痛い、激しい頭痛をともなう
  • 紫色や赤い斑点が全身に出てきた
  • 唇や指先が青白い、皮膚が冷たく汗ばんでいる

迷うときは、ためらわずに119番へ通報してください。

オンライン診療でできること

  • 発熱の経過をうかがい、かぜとして様子を見てよいか、検査が必要かを判断すること
  • 市販の検査キットでインフルエンザや新型コロナウイルスが陽性だった場合は、結果の写真を問診票から送れます。写真と症状をもとに医師が診断し、必要な場合にお薬を処方します
  • インフルエンザは、検査をしていなくても、症状と流行の状況から医師の判断で抗インフルエンザ薬を処方することがあります。新型コロナの治療薬は、ほかのお薬との飲み合わせの確認が必要なため、医師が慎重に判断します
  • 解熱薬や水分のとり方など、家での過ごし方をお伝えすること
  • 対面での受診や検査が必要かどうかを見極め、必要な場合に受診先の種類をご案内すること
  • 職場や学校に提出する診断書が必要な場合は、医師に伝えていただければ作成します(最終的な判断は医師が行います)。PDFで、診察当日にマイページから受け取れます

オンライン診療ではできないこと

  • インフルエンザや新型コロナウイルスの検査。鼻やのどから検体をとる必要があるため、画面越しにはできません(ご自身で使った検査キットの結果の写真は送れます)
  • 血液検査、尿検査、レントゲン、CTなどの検査
  • 肺の音を聴くこと、おなかを押して痛みを確かめること
  • 点滴による水分の補給

受診の流れ

  1. 1

    日時を選ぶ

    空いている診察の日時から選びます。

  2. 2

    症状を書く

    症状を書き(選ぶこともできます)、お薬の受け取り方を選びます。

  3. 3

    ビデオで診察

    予約した時間に、5〜10分が目安です。

  4. 4

    お薬を受け取る

    処方せんは診察後すぐに電子で発行されます。お近くの薬局か、自宅・ローソンで受け取れます。

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よくある質問

熱は何度から受診したほうがよいですか?
何度から、という決まった数字はありません。38度台でも元気で水分がとれていれば様子を見てよく、37度台でもぐったりして水分がとれていなければ受診が必要です。数字より、水分がとれているか、意識がはっきりしているか、呼吸が苦しくないかを見てください。
解熱薬は飲んだほうがよいですか、我慢したほうがよいですか?
つらいときは飲んで構いません。熱を我慢することで治りが早くなるわけではありません。解熱薬で熱が下がると、水分や食事がとりやすくなり、眠れるようになります。解熱鎮痛薬は病気の原因そのものをなくすお薬ではないため、飲んでも平熱まで下がらないことがありますが、それだけで効いていないとは限りません。大切なのは、飲んだあとに体が楽になり、水分をとったり眠ったりできるようになったかです。熱が下がらないからといって、決められた間隔をあけずに飲み足したり、量を増やしたりしないでください。次に飲むまでの間隔は、市販薬なら箱や説明書、処方されたお薬なら医師や薬剤師の指示に従ってください。市販の総合かぜ薬には解熱鎮痛薬と同じ成分が入っていることがあるため、複数のお薬を使う前に薬剤師や医師にご相談ください。飲んでも熱がほとんど下がらない、下がってもすぐ上がるという状態が続く場合は、受診の目安になります。
熱が下がったら、すぐに仕事に行ってもよいですか?
熱が下がっても、しばらくはウイルスが体に残っていることがあります。インフルエンザや新型コロナウイルス感染症は、法令や職場の規定で休む期間が決まっている場合があるため、勤務先の規定をご確認ください。体力が戻っていないうちの無理は、回復を遅らせます。休む期間は診断と症状によって決まり、最終的には医師が判断します。職場に診断書の提出が必要な場合は、医師に伝えていただければ作成します(PDFで、診察当日にマイページから受け取れます)。会社指定の用紙への記入にも対応します。用紙の画像かPDFを、予約時の問診またはマイページからアップロードしていただくと、医師が記入したものをPDFでマイページにお返しします。書類の料金(税込)は、診断書(当院の書式)3,300円、会社指定の用紙への記入は書類により異なりますで、診察料とは別に、予約時に登録したカードに診察後に課金します。
熱が出たその日に、オンラインで受診できますか?
当日の予約もできます。予約枠は15分刻みで、各枠の開始30分前まで予約を入れられます。診療時間は月〜土の9:00〜18:00で、最後の診察枠は17:45から、最終の予約受付は17:15です。日曜・祝日は休診です。空き状況によっては希望の時間に予約できないことがあるため、息苦しさなど救急のサインがあるときは、予約を待たずに119番に連絡してください。
子どもの発熱でも同じ目安ですか?
いいえ、お子さんは目安が異なります。当院は20歳以上の方が対象のため、お子さんの発熱は小児科での対面の診察をおすすめします。特に生後3か月未満のお子さんの38度以上の発熱は、時間を問わず受診が必要です。それ以上の年齢でも、水分がとれない、ぐったりして目を合わせない、けいれんを起こしたという場合は、すぐに受診してください。

このページの根拠

各領域の医学会公式ガイドライン、および消防庁の救急相談プロトコルをもとに、当院医師が監修しています。

最終更新日: 2026-09-28

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