キウイクリニック

のどの痛み

様子を見てよい痛みと、すぐに受診が必要な痛みの見分け方。

診療科:内科

のどの痛みの多くはかぜによるもので、3〜4日をピークに軽くなっていきます。痛みが1週間以上続く、片側だけが強く痛む、高熱をともなう場合は受診してください。唾も飲み込めない、口が大きく開けられない、息をするとぜいぜい音がする、声が出せないという場合は、のどの奥が腫れて気道が狭くなっている可能性があるため、すぐに救急外来を受診してください。

こんな症状のとき

のどの痛みは、のどの粘膜に炎症が起きているサインです。原因の8〜9割はウイルスによるもので、この場合は抗菌薬(抗生物質)を飲んでも治りは早くなりません。痛みは、食べ物や飲み物を飲み込むときに強くなることが多く、熱・鼻水・咳をともなうこともあります。

見分けたいのは、細菌による扁桃炎と、のどの奥の深いところで起きている炎症です。前者は抗菌薬が効き、後者は放置すると気道がふさがることがあるため、緊急の対応が必要になります。

唾も飲み込めないほど痛い、というのは重要なサインです。「痛いけれど水は飲める」と「痛くて唾すら飲めない」のあいだには大きな差があります。唾も飲み込めないほど痛い、息が苦しい、口が大きく開けられない、よだれが垂れるという場合は、のどの奥が腫れて空気の通り道が狭くなっている可能性があります(急性喉頭蓋炎など)。様子を見ずに、時間にかかわらずすぐに救急外来を受診するか、119番に連絡してください。

受診先は、内科でも耳鼻咽喉科でも相談できます。鼻水・咳・熱など、かぜの症状の一部としてのどが痛むのであれば、内科で構いません。咳や鼻水はあまりないのにのどだけが強く痛む、片側だけが強く痛む、飲み込みにくさがある、声がかすれたままである、痛みが1週間以上続くという場合は、のどの奥を直接見て、その場で検査や処置ができる耳鼻咽喉科が向いています。迷うときは、まずオンラインでご相談ください。

考えられる原因

  • ウイルス性の咽頭炎

    もっとも多い原因です。鼻水・咳・くしゃみをともなうことが多く、3〜4日で軽くなります。

  • 細菌性の扁桃炎

    溶連菌などによるもの。咳や鼻水が少ないのに、のどだけが強く痛み、38度以上の熱が出るのが特徴です。扁桃に白い膿が付くことがあります。

  • 扁桃周囲膿瘍・喉頭蓋炎

    のどの奥に膿がたまったり、気道のふた(喉頭蓋)が腫れたりする状態。片側だけが激しく痛む、口が開かない、こもった声になる、よだれが垂れる、息が苦しいといった症状が出ます。短い時間で悪くなることがあり、緊急の対応が必要です。

  • 感染以外の原因

    空気の乾燥、声の使いすぎ、たばこ、逆流性食道炎、花粉症による後鼻漏など。熱をともなわず、長く続くのが特徴です。

受診の目安

  • のどの痛みが1週間以上続いている
  • 38度以上の熱があり、咳や鼻水はあまりない
  • 扁桃に白いものが付いている
  • 片側だけが強く痛む
  • 首のリンパ節が腫れて痛む
  • 発疹が出てきた、または関節が痛む
  • 飲み込みにくさがある、または声がかすれたままである

対面の受診・救急が必要なサイン

  • 唾をまったく飲み込めない
  • 息が苦しい
  • 口を大きく開けられない
  • 声がかすれる、こもったような聞き取りにくい声になった
  • よだれが垂れる、前かがみでないと呼吸が楽にならない
  • 首が大きく腫れてきた

迷うときは、ためらわずに119番へ通報してください。

オンライン診療でできること

  • 経過と症状から、ウイルス性か細菌性かの見当をつけ、受診の必要性を判断すること
  • 痛み止めや、のどを楽にする過ごし方をお伝えすること(水分をこまめにとる、部屋を乾燥させない、たばこやお酒を控える、など)
  • 細菌による扁桃炎が疑われる場合は、医師の判断で抗菌薬を処方することがあります。オンラインでは溶連菌の検査ができないため、症状によっては対面での検査をおすすめします
  • のどの写真を見ながら経過をうかがい、内科と耳鼻咽喉科のどちらに相談すればよいか迷うときに、受診先の考え方をご案内すること。写真は予約のときの問診票からアップロードでき、予約のあとはマイページからも追加できます
  • 長引くのどの痛みについて、感染以外の原因を含めて考えること

オンライン診療ではできないこと

  • のどの奥を直接見て、腫れや膿の状態を確かめること。画面越しでは、のどの奥まで正確に観察できません
  • 溶連菌の迅速検査。のどの粘膜から検体をとる必要があります
  • 扁桃周囲膿瘍や喉頭蓋炎の診断。緊急性が高く、耳鼻咽喉科での対面の診察が必要です
  • たまった膿を出す処置

受診の流れ

  1. 1

    日時を選ぶ

    空いている診察の日時から選びます。

  2. 2

    症状を書く

    症状を書き(選ぶこともできます)、お薬の受け取り方を選びます。

  3. 3

    ビデオで診察

    予約した時間に、5〜10分が目安です。

  4. 4

    お薬を受け取る

    処方せんは診察後すぐに電子で発行されます。お近くの薬局か、自宅・ローソンで受け取れます。

受診するか迷ったら、症状を書いて確認する

セルフケア・市販薬・診察で相談できることをお返しします。費用はかかりません。

すぐに診察を予約する

よくある質問

抗生物質をもらえば早く治りますか?
のどの痛みの多くはウイルスによるもので、抗菌薬(抗生物質)は効きません。効かないだけでなく、下痢などの副作用や、薬が効きにくい菌が増える原因にもなります。細菌が原因と考えられる場合にかぎって使うお薬です。当院でも、細菌による扁桃炎が疑われる場合に、医師の判断で処方することがあります。
市販ののど薬やトローチを使ってもよいですか?
痛みをやわらげる目的で使っていただいて構いません。ただし、市販薬で症状が隠れているあいだに悪化することもあります。使っても痛みが強くなっていく場合や、飲み込みにくさが出てきた場合は、使用を続けずに受診してください。あわせて、水分をこまめにとり、部屋を乾燥させないようにし、たばこやお酒は控えてください。
のどの痛みだけで熱がない場合も受診したほうがよいですか?
1週間以内で軽くなっていくようであれば、様子を見て構いません。声を使いすぎた、空気が乾燥している、たばこを吸うといった心当たりがあるときは、まずそれを避けて経過を見てください。2週間以上続く、声がかすれたままである、飲み込みにくい、といった場合は、感染以外の原因を調べる必要があるため受診してください。
何科を受診すればよいですか?
かぜの症状の一部としてのどが痛い場合は内科で構いません。のどの痛みだけが強い、片側だけ痛む、声が出にくい、飲み込みにくいという場合は、のどの奥を直接見てもらえる耳鼻咽喉科が適しています。どちらにするか迷うときは、まず当院でご相談ください。症状をうかがい、オンラインで対応できるか、耳鼻咽喉科などでの対面の受診がよいかを医師が判断します。
夜中に急にのどの痛みが強くなったときは、どうすればよいですか?
唾をまったく飲み込めない、息が苦しい、口が大きく開けられない、よだれが垂れる、こもったような声になったという場合は、時間にかかわらず119番に連絡するか、救急外来を受診してください。これらのサインがなければ、水分をとって休み、部屋の乾燥を避けて、翌日の受診を考えてください。

このページの根拠

各領域の医学会公式ガイドライン、および消防庁の救急相談プロトコルをもとに、当院医師が監修しています。

最終更新日: 2026-09-28

ほかの症状