キウイクリニック

頻尿・残尿感・夜間頻尿

トイレが近い、出し切った感じがしない、夜に何度も起きる。

診療科:泌尿器科

朝起きてから寝るまでの排尿が8回以上あるか、回数が多いと自分で感じる場合を頻尿といい、夜に排尿のために起きる状態を夜間頻尿といって、2回以上になると日中のだるさや眠気につながります。原因は、膀胱炎、過活動膀胱、前立腺肥大症、糖尿病などで尿の量が増える状態、夜に作られる尿が増える夜間多尿、眠りの浅さ、緊張や不安など多岐にわたり、排尿の時刻と量を3日ほど記録すると見当がつけやすくなります。オンラインでも経過をうかがって相談でき、夜間のトイレは転倒や骨折につながることがあるため、足元の明かりや動線の整え方もあわせてお伝えします。尿がまったく出ない、38度以上の発熱と背中や腰の痛みをともなう、血尿が出たという場合は、その日のうちに医療機関を受診してください。

こんな症状のとき

頻尿は「尿が近い、回数が多い」という症状です。一般には、朝起きてから寝るまでに8回以上トイレに行く場合を頻尿といいますが、回数には個人差があり、8回未満でも自分で多いと感じるなら頻尿といえます。原因を考える手がかりは、1回に出る尿の量です。急に強い尿意が来て我慢できず、1回の量が少ない場合は、膀胱が勝手に縮んでしまう過活動膀胱や、膀胱に尿が残っている状態を考えます。1回の量はふつうなのに回数が多い場合は、水分のとりすぎや利尿薬、糖尿病などで尿の量そのものが増えている(多尿)ことがあります。

残尿感は、排尿のあとも出し切っていない感じが残る症状です。実際に尿が残っている場合と、残っていないのに残っている感じがする場合があります。排尿時の痛みをともなう場合は膀胱炎が典型的で、その場合は膀胱炎のページもあわせてご覧ください。

夜間頻尿は、夜寝ているあいだに排尿のために起きる状態です。1回起きる程度なら多くの方に見られますが、2回以上になると睡眠の質が下がります。年齢とともに増える症状ですが、年齢のせいとあきらめる必要はありません。1日の尿の量のうち夜間の割合が多い夜間多尿には、寝る前の水分やお酒、塩分のとりすぎ、利尿薬を飲む時間、心臓や腎臓の状態、睡眠時無呼吸が関わり、夕方に足を高くして休むと軽くなることがあります。日中も含めて回数が多い場合は過活動膀胱や前立腺肥大症を、眠りが浅くて目が覚めたついでにトイレへ行く場合は睡眠の問題を考えます。夜間の移動は転倒や骨折につながることがあるため、足元灯をつける、床の物や段差を片づける、滑りにくい履き物にするといった備えをおすすめします。

考えられる原因

  • 過活動膀胱

    尿が十分にたまっていないのに膀胱が勝手に縮み、急に強い尿意が来て我慢できなくなります。間に合わずに漏れてしまうこともあり、夜も急な尿意で目が覚めます。年齢とともに増え、はっきりした原因がないことも少なくありません。

  • 前立腺肥大症(男性)

    大きくなった前立腺が尿の通り道を狭め、尿の勢いが弱い、出し切れないといった症状が出ます。残った尿のぶん膀胱にためられる量が減り、日中も夜も回数が増えます。

  • 尿の量が増える状態(多尿・夜間多尿)

    水分やお酒のとりすぎ、塩分、利尿薬を飲む時間帯、糖尿病などで尿の量そのものが増えます。日中に足にたまった水分が、横になることで夜に尿として出てくることもあります。

  • 膀胱炎・前立腺炎などの炎症

    膀胱や前立腺の炎症で膀胱が刺激され、頻尿や残尿感が出ます。排尿時の痛みや濁った尿をともなうことが多くあります。

  • 睡眠の問題、緊張や不安によるもの

    不眠や睡眠時無呼吸で眠りが浅いと、目が覚めたついでにトイレに行く形になります。いびきや日中の強い眠気をともなう場合は、睡眠時無呼吸の可能性を考えます。緊張や不安が背景にある場合は、眠ってしまえば気にならないため、夜間の頻尿はないことが多いのが特徴です。

受診の目安

  • トイレが近くて、仕事や外出、睡眠に支障が出ている
  • 夜に2回以上トイレに起きて、日中のだるさや眠気がある
  • 急に強い尿意が来て我慢できない、間に合わずに漏れることがある
  • 尿の勢いが弱い、出し切れない感じが続く(とくに男性)
  • のどの渇きが強く、尿の量も増えた。健診で尿や血糖の異常を指摘された
  • 足のむくみや息切れ、大きないびきや日中の強い眠気をともなう
  • 新しく飲み始めた薬のあとから、トイレが近くなった

対面の受診・救急が必要なサイン

  • 尿がまったく出ない、下腹部が張って苦しい(その日のうちに受診してください)
  • 38度以上の発熱と、背中や腰の痛みをともなう
  • 血尿や、血のかたまりが出た
  • 背中からわき腹にかけて、じっとしていられないほど痛む(尿路の結石などのことがあります。その日のうちに受診してください)
  • 夜中にトイレへ行く途中で転んで、頭を打った、強い痛みで動けない
  • 横になると息が苦しく、座っていないと眠れない

迷うときは、ためらわずに119番へ通報してください。

オンライン診療でできること

  • 症状の出方、1回の尿の量、夜間に起きる回数と日中の症状をうかがい、考えられる原因を整理すること
  • 排尿日誌(排尿の時刻と量、飲んだ水分の時刻と量を3日ほど記録するもの)の付け方をお伝えし、記録をもとにご相談いただけます
  • 水分やお酒、塩分のとり方、薬を飲む時間帯、夜間の転倒を防ぐ足元の明かりや動線の整え方など、生活の中でできる工夫をお伝えすること
  • 過活動膀胱や前立腺肥大症などで、ほかの医療機関の薬を飲んでいる方は、お薬手帳やマイナ保険証の薬剤情報で確認できれば、継続の処方を相談できます。日数は、オンライン診療の指針の範囲で医師が判断します
  • 排尿時の痛みなど膀胱炎が考えられる症状も相談でき、尿検査や残尿の測定、睡眠や心臓の検査が必要な場合に、泌尿器科など受診先の種類をご案内すること

オンライン診療ではできないこと

  • 尿検査・血液検査。炎症や血尿、血糖、腎臓の働きを確かめるのに必要な検査です
  • 超音波で膀胱に残った尿の量を測る検査、前立腺の診察、尿の勢いを測る検査
  • 過活動膀胱や前立腺肥大症のお薬を、初診のオンライン診療で新しく始めること。尿検査や残尿の測定が必要なため、対面での受診をおすすめします
  • 睡眠時無呼吸の検査や、心電図・胸のレントゲン・心臓の超音波検査
  • 尿が出なくなったときに、管を入れて尿を出す処置

受診の流れ

  1. 1

    日時を選ぶ

    空いている診察の日時から選びます。

  2. 2

    症状を書く

    症状を書き(選ぶこともできます)、お薬の受け取り方を選びます。

  3. 3

    ビデオで診察

    予約した時間に、5〜10分が目安です。

  4. 4

    お薬を受け取る

    処方せんは診察後すぐに電子で発行されます。お近くの薬局か、自宅・ローソンで受け取れます。

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よくある質問

1日に何回から頻尿ですか?
一般には、朝起きてから寝るまでの排尿が8回以上の場合を頻尿といいます。ただし回数には個人差があり、8回未満でも自分で多いと感じ、生活に支障があるならご相談ください。回数だけでなく、1回の量や、急な尿意があるかどうかも手がかりになります。
夜に何回トイレに起きたら、受診の目安ですか?
夜に2回以上起きて、日中のだるさや眠気など生活への支障がある場合が、ひとつの目安です。1回でも、そのあと寝つけなくてつらいという場合はご相談ください。背景に過活動膀胱や前立腺肥大症、睡眠時無呼吸、心臓や腎臓の状態が関わっていることがあり、原因が分かれば生活の工夫や治療で楽になることがあります。
寝る前の水分を減らせばよいですか?
寝る前のお酒やカフェイン、大量の水分を控えることは役立つことがあります。ただし、水分を控えすぎると脱水につながり、尿の量が少なくなることは膀胱の炎症にも影響するといわれています。日中にしっかりとり、夕方以降に調節するという考え方が現実的です。排尿日誌で夜の尿の量を確かめてから調整してください。
残尿感だけで受診してもよいですか?
はい。残尿感は、膀胱炎、前立腺の病気、過活動膀胱などで出ることがあります。排尿時の痛み、発熱、血尿、尿の勢いの低下をともなう場合は早めにご相談ください。残尿感だけの場合は、よくなったり悪くなったりしながら落ち着いていくことが多いとされています。
膀胱炎とはどう違いますか?
膀胱炎は、細菌の感染で排尿時の痛み・頻尿・残尿感がそろって出ることが多い病気です。痛みがなく、頻尿や残尿感、夜間のトイレが長く続く場合は、過活動膀胱や前立腺肥大症、尿の量が増える状態など、感染以外の原因を考えます。

このページの根拠

各領域の医学会公式ガイドライン、および消防庁の救急相談プロトコルをもとに、当院医師が監修しています。

最終更新日: 2026-09-28

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