倦怠感・体がだるい
2週間以上続くだるさは、原因を調べる価値があります。
診療科:内科
睡眠不足や忙しさによる一時的なだるさは、休むことで戻ります。休んでも回復しないだるさが2週間以上続く場合は、一度受診して調べる価値があります。貧血、甲状腺の働きの変化、糖尿病、感染症、うつ状態など、血液検査で分かる原因が少なくないためです。体重が減っている、微熱が続く、寝汗をかく、リンパ節が腫れているという症状をともなう場合は、早めに受診してください。
こんな症状のとき
だるさは、あらゆる病気で出る症状です。そのため「だるい」だけでは原因を絞れません。手がかりになるのは、続いている期間と、ほかにともなう症状です。
受診の目安として使いやすいのは「2週間」です。それより短く、思い当たる理由(寝不足、繁忙期、かぜのあと)があるなら、まず休養をとってみてください。2週間を超えて、休んでも戻らないなら、体の側に理由があるかもしれません。
だるさの原因の多くは、血液検査で見当がつきます。貧血、甲状腺ホルモンの異常、血糖値、肝臓や腎臓の状態は、一度の採血で分かります。原因が分かれば対応できるものが多いので、我慢して過ごす必要はありません。
考えられる原因
睡眠不足・過労・ストレス
もっとも多い原因です。休養で戻るかどうかが、他の原因と分ける手がかりになります。
貧血
特に女性に多く見られます。だるさに加えて、動悸、息切れ、立ちくらみ、顔色の悪さをともないます。
甲状腺の働きの変化
働きが落ちると、だるさ・むくみ・寒がり・体重増加が出ます。働きすぎると、動悸・汗・体重減少が出ます。どちらも血液検査で分かります。
糖尿病
だるさに加えて、のどが渇く、尿の量が増える、体重が減るといった症状が出ることがあります。
感染症のあと、または慢性の感染症
かぜやインフルエンザのあとに数週間だるさが残ることはあります。微熱や寝汗が続く場合は、別の感染症も考えます。
うつ状態・適応障害
気分の落ち込み、興味がわかない、眠れない、または眠りすぎるといった症状をともないます。体の病気と同じように、対応できる状態です。
受診の目安
- 休んでも回復しないだるさが2週間以上続いている
- 理由なく体重が減っている
- 微熱が続く、寝汗をかく
- 動悸、息切れ、立ちくらみをともなう
- むくみ、寒がり、または汗をかきやすいといった変化がある
- のどの渇きが強く、尿の量が増えた
- 気分の落ち込みが続き、日常生活に支障が出ている
- リンパ節が腫れている
対面の受診・救急が必要なサイン
- 呼吸が苦しい、少し動いただけで息切れする
- 胸の痛みや圧迫感をともなう
- 意識がもうろうとしている、話のつじつまが合わない
- 皮膚や白目が黄色い
- 立ち上がれないほど急激に悪化した
- 自分を傷つけたい気持ちがある
迷うときは、ためらわずに119番へ通報してください。
オンライン診療でできること
- だるさの経過とともなう症状をうかがい、考えられる原因を絞ること
- 血液検査が必要かどうかを判断し、必要な場合にどの検査を受けるとよいかをご案内すること。最近の健康診断の結果があれば、結果の用紙の写真を問診票から送れます
- 生活のリズムや睡眠について、できる工夫をお伝えすること
- 飲んでいるお薬が原因になっていないかを確かめること(お薬手帳の写真は、問診票から送れます)
オンライン診療ではできないこと
- 血液検査。だるさの原因を調べるうえで中心になる検査ですが、採血は対面でしかできません
- 甲状腺を触って確かめる診察、リンパ節の触診
- 心電図、レントゲン、エコーなどの検査
- うつ状態に対する専門的な評価。必要な場合は精神科・心療内科をご案内します
受診の流れ
- 1
日時を選ぶ
空いている診察の日時から選びます。
- 2
症状を書く
症状を書き(選ぶこともできます)、お薬の受け取り方を選びます。
- 3
ビデオで診察
予約した時間に、5〜10分が目安です。
- 4
お薬を受け取る
処方せんは診察後すぐに電子で発行されます。お近くの薬局か、自宅・ローソンで受け取れます。
よくある質問
- だるいだけで受診してもよいのでしょうか?
- はい。だるさは、多くの病気の最初のサインです。2週間以上続いている、休んでも戻らない、という状態であれば、受診の理由として十分です。調べて何もなければ、それも安心につながります。
- どんな検査を受けることになりますか?
- 多くの場合、まず血液検査です。貧血、肝臓・腎臓の状態、血糖値、甲状腺ホルモン、炎症の程度などを一度に調べられます。結果によって、追加の検査が必要になることがあります。
- 健康診断では異常がありませんでしたが、だるさが続きます。受診したほうがよいですか?
- 健康診断の項目には、甲状腺ホルモンなどが含まれていないことがあります。また、健診のあとに状態が変わることもあります。症状が続いているなら、健診とは別に、症状に合わせた検査を受ける意味があります。
- 気分の落ち込みもあります。何科がよいですか?
- まず内科で体の原因を調べたうえで、必要に応じて精神科・心療内科をご案内することが多くあります。甲状腺や貧血など、体の病気が気分の落ち込みとして現れることもあるためです。どちらから受診しても構いません。
このページの根拠
- 救急車を上手に使いましょう ~救急車 必要なのはどんなとき?~(総務省消防庁・令和7年10月発行)
各領域の医学会公式ガイドライン、および消防庁の救急相談プロトコルをもとに、当院医師が監修しています。
最終更新日: 2026-09-28