キウイクリニック

眠れない・不眠

眠れないこと自体より、日中の支障が続いているかを見ます。

診療科:内科

数日眠れない日があること自体は、誰にでも起こります。受診を考える目安は、週に3日以上眠れない状態が1か月以上続き、日中の眠気や集中力の低下など生活への支障が出ている場合です。また、いびきが大きく日中に強い眠気がある、足がむずむずして眠れない、気分の落ち込みが続くという場合は、不眠の裏に別の原因があることがあるため、早めにご相談ください。

こんな症状のとき

不眠は、寝つけない(入眠困難)、途中で何度も目が覚める(中途覚醒)、予定より早く目覚めてしまう(早朝覚醒)の3つに分けて考えます。どのタイプかで、原因も対応も変わります。

大事なのは、眠れないことそのものより、日中に支障が出ているかどうかです。睡眠時間が短くても日中元気に過ごせているなら、無理に長く眠ろうとしなくて構いません。「8時間眠らなければ」という思い込みが、かえって眠りを妨げることもあります。

不眠の裏に、別の病気が隠れていることがあります。大きないびきと日中の強い眠気があるなら睡眠時無呼吸、足のむずむず感があるならむずむず脚症候群、気分の落ち込みが続くならうつ状態。これらは、睡眠薬だけでは解決しません。

眠りを整える工夫として、厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、朝起きたら日光を浴び、日中もできるだけ光を浴びること、寝室にスマートフォンやタブレットを持ち込まず、できるだけ暗くして寝ること、就寝の1〜2時間前に入浴して体を温めておくこと、カフェインは夕方以降は控えること、眠るためにお酒を飲む「寝酒」はしないことが挙げられています。まずはこうした工夫から始めて、それでも眠れない日が続くようなら、ご相談ください。

考えられる原因

  • 生活リズムと環境

    就寝時刻が不規則、寝る前のスマートフォン、夕方以降のカフェイン、寝酒など。まず見直したい部分です。

  • ストレス・不安

    心配ごとがあって寝つけない状態。一時的なものであれば、原因が解決すると戻ります。

  • 睡眠時無呼吸症候群

    眠っているあいだに呼吸が止まる状態。大きないびき、日中の強い眠気、朝の頭痛をともないます。検査で分かり、対応できる状態です。

  • むずむず脚症候群

    夕方から夜にかけて足に不快な感覚が出て、動かさずにいられなくなります。鉄不足が関係することがあります。

  • うつ状態・不安障害

    早朝に目が覚める、気分が落ち込む、何にも興味がわかないといった症状をともないます。

  • 体の病気や薬の影響

    痛み、かゆみ、頻尿、甲状腺の働きすぎ、一部のお薬などでも眠れなくなります。

受診の目安

  • 週に3日以上眠れない状態が、1か月以上続いている
  • 日中の眠気や集中力の低下で、仕事や生活に支障が出ている
  • 大きないびきをかき、日中に強い眠気がある
  • 眠っているあいだに呼吸が止まっていると指摘された
  • 夕方から夜にかけて、足がむずむずして眠れない
  • 気分の落ち込みや、興味がわかない状態が続いている
  • 市販の睡眠改善薬を、続けて使っている

対面の受診・救急が必要なサイン

  • 自分を傷つけたい、消えてしまいたいという気持ちがある
  • 数日間ほとんど眠らず、話のつじつまが合わない
  • 睡眠薬やアルコールを大量に飲んでしまった
  • 眠っているあいだに息が止まり、日中に居眠りで危険な場面があった

迷うときは、ためらわずに119番へ通報してください。

オンライン診療でできること

  • 不眠のタイプと経過をうかがい、生活リズムの見直しから始めるか、検査が必要かを判断すること
  • 睡眠の質を上げるための具体的な工夫をお伝えすること
  • 睡眠時無呼吸やむずむず脚症候群など、別の原因が疑われる場合にご案内すること
  • 飲んでいるお薬が睡眠に影響していないかを確かめること(お薬手帳の写真は、問診票から送れます)
  • 1週間ほどの睡眠の記録をもとに、生活リズムの整え方を一緒に考えること(寝床に入った時刻と実際に眠れた時間を書き留めておくと、状態を伝えやすくなります)

オンライン診療ではできないこと

  • 睡眠時無呼吸症候群の検査。自宅で行う簡易検査や入院での検査が必要です
  • 血液検査による鉄不足や甲状腺の確認
  • 睡眠薬・抗不安薬などの向精神薬の処方。オンライン診療の指針により、初診のオンライン診療では処方できません。初診から再診まですべてオンラインで受診している場合も、初診と同じ扱いになります。お薬手帳などで、ほかの医療機関で処方されていることが確認できる場合も同じです(多くの睡眠薬・抗不安薬が向精神薬にあたります)
  • 持病や飲んでいるお薬などの情報が確認できない場合の、8日分以上の処方。オンライン診療の指針により、初診のときと、初診からずっとオンラインで受診している方の再診では、7日分までとなります。お薬手帳やマイナ保険証の薬剤情報で確認できれば、医師の判断でそれより長く処方することがあります
  • うつ状態に対する専門的な評価。必要な場合は精神科・心療内科をご案内します

受診の流れ

  1. 1

    日時を選ぶ

    空いている診察の日時から選びます。

  2. 2

    症状を書く

    症状を書き(選ぶこともできます)、お薬の受け取り方を選びます。

  3. 3

    ビデオで診察

    予約した時間に、5〜10分が目安です。

  4. 4

    お薬を受け取る

    処方せんは診察後すぐに電子で発行されます。お近くの薬局か、自宅・ローソンで受け取れます。

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よくある質問

寝酒を飲むと眠れます。続けてもよいですか?
おすすめできません。アルコールは寝つきをよくしますが、眠りを浅くし、夜中に目が覚める原因になります。続けるうちに量が増えやすく、依存につながることもあります。眠るための飲酒は、少しずつ減らしていく方向で考えてください。
睡眠薬を飲み始めたら、やめられなくなりませんか?
薬の種類と使い方によります。短期間、必要な時期に限って使う分には、多くの方が問題なくやめられます。心配なのは、自己判断で量を増やしたり、長期間漫然と続けたりする場合です。使い始めるときは、いつまで使うか、どうやめていくかを医師と一緒に決めてください。なお、睡眠薬の多くは向精神薬にあたるため、オンライン診療の指針により、初診のオンライン診療と、初診からずっとオンラインで受診している方の再診では処方できません。お薬手帳などでこれまでの処方が確認できる場合も同じです。
眠れないとき、布団の中で目を閉じていたほうがよいですか?
20分ほど眠れないときは、いったん布団から出て、明るすぎない場所で静かに過ごし、眠気が来てから戻るほうがよいとされています。布団の中で「眠れない」と過ごす時間が長いと、布団と眠れなさが結びついてしまうためです。
何時間眠れば十分ですか?
必要な睡眠時間には個人差があり、年齢とともに短くなります。時間の数字より、日中に強い眠気がなく過ごせているかを目安にしてください。長く眠ろうと布団にいる時間を延ばすと、かえって眠りが浅くなることがあります。
別の医療機関でもらっていた睡眠薬を、オンラインで続けてもらえますか?
向精神薬にあたる睡眠薬は、お薬手帳などでこれまでの処方が確認できても、初診のオンライン診療と、初診からずっとオンラインで受診している方の再診では処方できません。これまで処方を受けていた医療機関での継続をご検討ください。お薬によっては、急にやめると眠れなくなるなどの症状が出ることがあるとされています。自己判断で中断せず、処方を受けていた医師にご相談ください。

このページの根拠

各領域の医学会公式ガイドライン、および消防庁の救急相談プロトコルをもとに、当院医師が監修しています。

最終更新日: 2026-09-28

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