キウイクリニック

二日酔い

多くは水分と休養で回復します。意識の異常は救急のサインです。

二日酔いの頭痛、吐き気、だるさは、体内に残ったアルコールとその分解物、脱水、睡眠の質の低下などが重なって起こるもので、水分と休養をとることで1日ほどのうちに軽くなっていくことがほとんどです。水分がまったくとれない、吐くことをくり返す、症状が2日以上続くという場合や、みぞおちの強い痛み、黒い便をともなう場合は受診してください。呼びかけに反応しない、大きないびきをかいて眠り込んで起きない、体が冷たい、けいれんを起こしたというときは急性アルコール中毒の可能性があるため、すぐに119番に連絡してください。

こんな症状のとき

二日酔いは、飲酒の翌日に残る頭痛、吐き気、胃のむかつき、だるさ、のどの渇きなどの状態をまとめた呼び方です。体内に残ったアルコールと、その分解の途中でできるアセトアルデヒド、飲酒による脱水、胃の粘膜への刺激、睡眠の質の低下などが重なって起こると考えられています。

お酒に弱い方は、アセトアルデヒドを分解する力が生まれつき弱く、少量でも顔が赤くなったり気分が悪くなったりします。体質は変えられないため、量を控えることが基本の対応になります。

注意が必要なのは、短時間に多量に飲んだときの急性アルコール中毒です。意識がもうろうとする、呼びかけに反応しない、いびきをかいて眠り込んで起きない、吐いたものをのどに詰まらせる、体温が下がるといった状態は、命に関わります。ひとりにせず、横向きに寝かせて、すぐに119番に連絡してください。

考えられる原因

  • アルコールとアセトアルデヒド

    分解の途中でできるアセトアルデヒドには、頭痛、吐き気、動悸、顔のほてりを起こす働きがあります。分解の速さには個人差があります。

  • 脱水

    アルコールには尿の量を増やす働きがあり、体の水分が不足します。のどの渇き、頭痛、だるさの一因になります。

  • 胃の粘膜への刺激

    アルコールは胃の粘膜を刺激し、吐き気やみぞおちの痛み、胸やけを起こします。飲みすぎをくり返すと、胃の不調が続くことがあります。

  • 睡眠の質の低下

    飲酒後の眠りは浅くなりやすく、翌日のだるさや頭の重さにつながります。

  • くり返す飲みすぎと、体への影響

    飲みすぎが続くと、脂肪肝や肝機能の数値の異常、高血圧、高尿酸血症などにつながることがあります。健診で指摘された方は相談してください。

受診の目安

  • 水分がまったくとれず、尿がほとんど出ていない
  • 吐くことをくり返し、おさまらない
  • 症状が2日以上続いている
  • みぞおちの強い痛みや、胸やけが続く
  • 飲酒の翌日の不調をくり返し、量を減らせない
  • 健診で肝機能の数値や血圧、尿酸値を指摘されている

対面の受診・救急が必要なサイン

  • 呼びかけに反応しない、ゆさぶっても起きない
  • 大きないびきをかいて眠り込み、目を覚まさない
  • けいれんを起こした
  • 体が冷たく、呼吸がゆっくりで浅い
  • 吐いたものに血が混じる、または黒いタール状の便が出た
  • 転倒して頭を打った、頭痛が強まっている

迷うときは、ためらわずに119番へ通報してください。

オンライン診療でできること

  • 症状の出方と水分のとれ具合をうかがい、家で休んでよいか、対面での受診が必要かを判断すること
  • 水分と塩分のとり方、食事の戻し方など、回復を助ける過ごし方をお伝えすること
  • 胃の不調が続く場合に、医師が診察して、必要な場合に胃酸の分泌を抑える薬や吐き気を抑える薬などを処方します。処方は電子処方箋で、お近くの薬局で受け取れます
  • 飲酒の量を減らす工夫や、健診の数値をふまえた生活の見直しについて相談すること

オンライン診療ではできないこと

  • 点滴による水分の補給。脱水が強い場合は、対面での受診が必要です
  • 血液検査による、脱水や肝機能の確認
  • 急性アルコール中毒への対応。意識の異常があるときは119番に連絡してください
  • おなかを押しての診察

受診の流れ

  1. 1

    日時を選ぶ

    空いている診察の日時から選びます。

  2. 2

    症状を書く

    症状を書き(選ぶこともできます)、お薬の受け取り方を選びます。

  3. 3

    ビデオで診察

    予約した時間に、5〜10分が目安です。

  4. 4

    お薬を受け取る

    処方せんは診察後すぐに電子で発行されます。お近くの薬局か、自宅・ローソンで受け取れます。

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よくある質問

二日酔いのときは、何を飲めばよいですか?
水やお茶に加えて、経口補水液やスポーツドリンクなど、塩分と糖分を含む飲み物を少しずつ、回数を分けてとると水分を補いやすくなります。迎え酒は、症状を長引かせるため避けてください。飲めないほど吐き気が強い場合は、受診してください。
頭痛に市販の痛み止めを使ってもよいですか?
飲酒のあとは胃の粘膜が荒れていることがあり、痛み止め(非ステロイド性抗炎症薬)は胃への負担になります。使う場合は空腹を避け、用法・用量を守ってください。持病がある方、胃の痛みをともなう方、くり返し使う方は、自己判断で続けずにご相談ください。
二日酔いは保険診療で診てもらえますか?
二日酔いそのものは病気の治療とは異なるため、健康保険の対象にならないことがあります。一方、吐き気や胃の痛みが強い、症状が長引くという場合は、胃腸の病気など別の原因が隠れていることがあり、その診察は保険診療で行います。当院は保険診療のみを行っています。
飲みすぎた人を寝かせるとき、気をつけることはありますか?
ひとりにしないでください。吐いたものをのどに詰まらせないよう、体を横向きにして寝かせ、衣服をゆるめ、体を冷やさないようにします。呼びかけに反応しない、いびきをかいて起きない、体が冷たいというときは、すぐに119番に連絡してください。

このページの根拠

各領域の医学会公式ガイドライン、および消防庁の救急相談プロトコルをもとに、当院医師が監修しています。

最終更新日: 2026-09-28

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