キウイクリニック

月経不順

周期の乱れが続くとき、婦人科での相談をおすすめします。

生理の周期は、一般に25日から38日ほどで、毎回の変動が6日以内であれば正常の範囲とされ、この範囲から外れる状態を月経不順といいます。ストレス、急な体重の増減、激しい運動、睡眠不足などで一時的に乱れることはよくありますが、3か月以上生理が来ない、周期の乱れが半年以上続く、出血の量が急に増えたという場合は、多嚢胞性卵巣症候群、甲状腺の病気、子宮の病気などを調べるため、婦人科での対面の受診をおすすめします。妊娠の可能性がある場合は、まず妊娠検査を行い、下腹部の痛みや出血があるときは早めに受診してください。ふらつくほどの大量の出血があるときは、すぐに救急を受診してください。

こんな症状のとき

生理の周期は、生理が始まった日から次の生理が始まる前日までの日数で数えます。一般に25日から38日ほどが正常の範囲で、毎回の変動が6日以内であれば、多少ばらついても問題にはなりません。周期が24日以内と短い、39日以上と長い、3か月以上来ないといった場合を月経不順として扱います。

初経のあと数年や、閉経が近づく時期には、周期が乱れやすくなります。また、強いストレス、急な体重の減少や増加、激しい運動、睡眠のリズムの乱れ、旅行や環境の変化などでも、一時的に周期がずれることはよくあります。この場合は、生活が落ち着くと戻ることが多いものです。

一方で、乱れが続く場合は、排卵がうまく起きていない可能性があります。多嚢胞性卵巣症候群、甲状腺の病気、プロラクチンというホルモンが多い状態、子宮や卵巣の病気などが背景にあることがあり、将来の妊娠や骨の健康にも関わります。血液検査や超音波検査で確かめられるため、婦人科での相談をおすすめします。

考えられる原因

  • ストレス・生活の変化

    強いストレス、睡眠不足、環境の変化などで、ホルモンを調節する脳のはたらきが影響を受け、一時的に周期が乱れることがあります。生活が落ち着くと戻ることが多いものです。

  • 急な体重の変化・激しい運動

    短期間の体重の減少や、強度の高い運動を続けることで、排卵が止まって生理が来なくなることがあります。無理な食事制限は、骨の健康にも影響します。

  • 多嚢胞性卵巣症候群

    排卵が起こりにくく、周期が長くなったり生理が来なくなったりします。にきび、体毛の増加、体重の増加をともなうことがあります。血液検査と超音波検査で調べます。

  • 甲状腺の病気・プロラクチンが多い状態

    甲状腺ホルモンの過不足や、プロラクチンというホルモンが多い状態では、周期の乱れや生理が来ない状態が起こります。乳汁が出る場合は、この可能性を考えます。血液検査で確かめられます。

  • 子宮や卵巣の病気

    子宮筋腫や子宮内膜のポリープなどでは、出血の量が増える、生理以外の時期に出血する、といった変化が出ることがあります。超音波検査や内診で調べます。

  • 妊娠・閉経が近づく時期

    生理が来ない場合は、まず妊娠の可能性を確かめます。また、40代後半以降は、閉経に向かう過程で周期が乱れることがあります。

受診の目安

  • 3か月以上、生理が来ていない
  • 周期が24日以内と短い、または39日以上と長い状態が続いている
  • 周期の乱れが半年以上続いている
  • 出血の量が急に増えた、かたまりが出る、8日以上続く
  • 生理以外の時期に出血がある
  • にきびや体毛の増加、体重の変化をともなう
  • 乳汁が出る、強い疲れや動悸、体重の変化をともなう

対面の受診・救急が必要なサイン

  • ふらつく、気が遠くなるほどの大量の出血がある
  • 妊娠の可能性があり、下腹部の痛みや出血がある(早めに受診してください)
  • 立っていられない、冷や汗が出るほどの激しい下腹部の痛み
  • 高い熱をともなう下腹部の痛み
  • 顔色が悪く、動悸や息切れが強い(貧血が進んでいる可能性があります)

迷うときは、ためらわずに119番へ通報してください。

オンライン診療でできること

  • 周期の記録や症状をうかがい、一時的な乱れとして経過を見てよいか、検査が必要かを整理すること
  • 基礎体温や生理の記録の付け方をお伝えし、記録をもとにご相談いただけます
  • 甲状腺や貧血を確かめる血液検査が必要かどうかを判断し、受診先の種類をご案内すること
  • 体重、睡眠、運動、ストレスなど、生活の中でできる工夫をお伝えすること
  • 婦人科での対面の受診が必要な場合に、相談の進め方をご案内すること
  • 強い生理痛(月経困難症)など、保険適用の範囲内であれば、低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP)を治療として処方できる場合があります。処方の前に、血栓症のリスク(喫煙、年齢、持病、前兆のある片頭痛など)を確認し、使えるかどうかを医師が判断します

オンライン診療ではできないこと

  • 内診や超音波検査で、子宮や卵巣の状態を確かめること。月経不順が続く場合は、婦人科での対面の受診をおすすめします
  • 血液検査。ホルモン、甲状腺、貧血の状態を確かめるのに欠かせない検査で、対面でしか行えません
  • 妊娠しているかどうかの確認
  • 不妊についての検査と治療。婦人科での対面の相談が必要です
  • 妊娠中・授乳中の方の診察。対面での受診をおすすめします

受診の流れ

  1. 1

    日時を選ぶ

    空いている診察の日時から選びます。

  2. 2

    症状を書く

    症状を書き(選ぶこともできます)、お薬の受け取り方を選びます。

  3. 3

    ビデオで診察

    予約した時間に、5〜10分が目安です。

  4. 4

    お薬を受け取る

    処方せんは診察後すぐに電子で発行されます。お近くの薬局か、自宅・ローソンで受け取れます。

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よくある質問

生理が何日ずれたら、月経不順ですか?
周期が25日から38日ほどの範囲にあり、毎回の変動が6日以内であれば、正常の範囲とされています。この範囲から外れる状態が続く場合や、3か月以上生理が来ない場合は、婦人科での受診をおすすめします。1回だけのずれであれば、体調や生活の変化による一時的なものが多いものです。
生理が来ません。まず何を確かめればよいですか?
性交渉の可能性がある方は、まず妊娠の有無を確かめてください。市販の妊娠検査薬は、生理の予定日の1週間後から使えるものが一般的です。妊娠の可能性がなく、3か月以上来ない場合は、排卵が起きていない可能性があるため、婦人科での対面の受診をおすすめします。
月経不順を放っておくと、どうなりますか?
排卵が起きない状態が長く続くと、将来の妊娠のしやすさや、子宮内膜、骨の健康に影響することがあります。また、背景に甲状腺の病気や多嚢胞性卵巣症候群が隠れていることもあります。乱れが続く場合は、原因を調べておくことをおすすめします。
ピルで周期を整えることはできますか?
月経困難症などの治療として、低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP)を保険適用で処方できる場合があります。処方の前に、血栓症のリスク(喫煙、年齢、持病、前兆のある片頭痛など)を確認し、使えるかどうかを医師が判断します。周期の乱れの原因を調べないまま薬で整えると、背景の病気が見えにくくなることがあるため、婦人科での検査とあわせてご相談ください。

このページの根拠

各領域の医学会公式ガイドライン、および消防庁の救急相談プロトコルをもとに、当院医師が監修しています。

最終更新日: 2026-09-28

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