キウイクリニック

新型コロナウイルス感染症

重症化しやすい方は早めに相談を。休む期間の考え方も解説します。

診療科:内科呼吸器内科

新型コロナウイルス感染症では、発熱・のどの痛み・咳・だるさなどが出ることが多く、多くの方は自宅での療養で回復していきます。高齢の方や、免疫の働きが落ちている方、腎臓や肺に持病のある方は重症化することがあり、治療薬には発症から飲み始めるまでの日数の制限があるため、早めにご相談ください。息が苦しい、唇が青白い、意識がはっきりしないといった場合は、すぐに救急要請をしてください。

こんな症状のとき

新型コロナウイルス感染症は、2023年5月8日から感染症法上の「5類感染症」になり、法律にもとづく外出の制限はなくなりました。感染対策は、個人の判断が基本です。ただし、体調が悪いときは、ほかの人にうつさないための対策が大切です。

ウイルスは、発症の2日前から発症後7〜10日ほど出ているといわれ、特に発症後5日間は、ほかの人にうつすリスクが高いとされています。流行は、夏と冬に見られる傾向があります。

高齢の方、特に80歳以上の方や、免疫の働きが落ちている方、末期腎不全や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの持病がある方は、重症化するリスクがあります。また一部の方では、回復後も症状が長く続くこと(罹患後症状、いわゆる後遺症)があります。

検査キットで陽性が出たときは、まず、息が苦しい、横になれない、唇が青白い、呼びかけへの反応が鈍いといった危険なサインがないかを確かめてください。あてはまるときは、ためらわずに119番へ連絡してください。危険なサインがなければ、自宅で休養と水分補給を続けます。症状が軽い方では、熱や痛み、咳をやわらげるお薬で様子を見ることも多くあります。症状が出ないまま、または軽い症状だけで経過することもありますが、症状がなくても人にうつすことがあるため、外出は控えてください。あとから症状が出てきた場合は、その日を発症日として経過を見てください。

考えられる原因

  • 新型コロナウイルス

    咳やくしゃみのしぶき(飛沫)、空気中をただよう細かな粒子(エアロゾル)、ウイルスのついた手などを通じてうつります。症状が出ない方や、軽い症状だけの方もいます。

  • 重症化しやすい方

    高齢の方、免疫の働きが落ちている方、持病のある方、妊娠中の方です。治療薬を使うかどうかは、持病の状態やワクチンの接種状況、経過を含めて総合的に判断されます。

  • 似た症状の病気

    インフルエンザやかぜでも、同じような熱やのどの痛み、咳が出ます。症状だけで見分けることは難しいため、流行状況と経過から判断します。

受診の目安

  • 高齢である、持病がある、免疫を抑える薬を飲んでいる、妊娠中である
  • 38度以上の熱が3日以上続いている
  • 咳が強くなってきた、息切れがする、のどの痛みや咳がつらくて眠れない・食べられない
  • 日ごとに具合が悪くなっている
  • 水分がとれず、尿の量が明らかに減っている
  • 回復したあとも、だるさや息切れなどの症状が長く続いている
  • 仕事を休むための診断書が必要

対面の受診・救急が必要なサイン

  • 息が苦しい、息が浅く速い、横になると呼吸ができない
  • 唇や指先が青白い
  • 呼びかけへの反応が鈍い、意識がもうろうとしている、けいれんを起こした
  • 胸の痛みをともなう
  • 水分がまったくとれず、ぐったりしている

迷うときは、ためらわずに119番へ通報してください。

オンライン診療でできること

  • 症状・経過・流行の状況をうかがい、新型コロナウイルス感染症が疑われるかを医師が判断すること。市販の検査キットで陽性だった場合は、結果の写真を問診票から送れます。写真と症状をもとに医師が診断します
  • 新型コロナの治療薬は、ほかのお薬との飲み合わせの確認が必要なため、重症化のリスク・持病・飲んでいるお薬を確かめたうえで、医師が慎重に判断すること(お薬手帳の写真は、問診票から送れます)
  • 解熱鎮痛薬や咳止めなど、症状をやわらげるお薬を、医師が診察して必要な場合に処方すること
  • 仕事を休むための診断書は、医師に伝えていただければ作成します(最終的な判断は医師)。PDFで、診察当日にマイページから受け取れます
  • 息苦しさなどがある場合に、対面での受診をご案内すること

オンライン診療ではできないこと

  • 新型コロナウイルスの検査。鼻やのどから検体をとる必要があるため、画面越しにはできません(ご自身で使った検査キットの結果の写真は、問診票から送れます)
  • 酸素が足りているかを機器で測ること、肺の音を聴くこと、レントゲンやCTの検査
  • 点滴の治療薬や、点滴による水分の補給、酸素の投与
  • 妊娠中・妊娠の可能性がある方への治療薬の処方。使えるお薬が限られるため、対面の医療機関での受診もご検討ください

受診の流れ

  1. 1

    日時を選ぶ

    空いている診察の日時から選びます。

  2. 2

    症状を書く

    症状を書き(選ぶこともできます)、お薬の受け取り方を選びます。

  3. 3

    ビデオで診察

    予約した時間に、5〜10分が目安です。

  4. 4

    お薬を受け取る

    処方せんは診察後すぐに電子で発行されます。お近くの薬局か、自宅・ローソンで受け取れます。

受診するか迷ったら、症状を書いて確認する

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よくある質問

市販の検査キットで陽性でした。オンラインで診てもらえますか?
ご相談いただけます。検査キットは「体外診断用医薬品」または「第一類医薬品」と表示された、国が承認したものをお使いください。陽性の結果の写真を問診票から送っていただければ、写真と症状・経過をもとに医師が診断し、必要な場合にお薬を処方します。新型コロナの治療薬は、飲み合わせの確認が必要なため、医師が慎重に判断します。
新型コロナの治療薬は、誰でも飲めますか?
治療薬は、重症化のリスクが高い方を中心に、持病の状態やワクチンの接種状況、経過などから総合的に判断して使うお薬です。飲み始めるまでの日数に制限があるもの(発症から3日以内、5日以内など)があり、ほかのお薬との飲み合わせで使えないもの、妊娠中の方には使えないものもあります。飲んでいるお薬はすべてお伝えください。
何日くらい仕事を休めばよいですか?
法律にもとづく外出の制限はなくなりましたが、発症後5日間は、ほかの人にうつすリスクが高いとされています。休む期間(療養期間)は、診断と症状によって決まり、最終的には医師が判断します。勤務先に規定がある場合は、あわせてご確認ください。
職場に陰性証明書を出すように言われました。書いてもらえますか?
厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症などは陰性を証明することが難しいことから、職場が治癒証明書や陰性証明書を求めることは望ましくなく、提出は不要としています。休むための診断書は、医師に伝えていただければ作成します(最終的な判断は医師)。
家族にうつさないためには、何をすればよいですか?
一般に、できるだけ部屋を分ける、家の中でもマスクを着ける、こまめに手を洗う、タオルは分けて使う、こまめに換気するといった配慮が役立つと考えられています。同居の方に高齢の方や持病のある方がいる場合は、特に気をつけてください。症状が残るあいだは、不織布のマスクを着けるなど、周りの方にうつさない配慮を続けてください。

このページの根拠

各領域の医学会公式ガイドライン、および消防庁の救急相談プロトコルをもとに、当院医師が監修しています。

最終更新日: 2026-09-28

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